葬儀の準備のはなし〜終活について〜

お葬式のイメージをする

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お葬式という言葉には、「葬儀」と「告別式」という2つの意味があります。葬儀とは、「葬送儀礼」の略でして、納棺や火葬などのご遺体への対応のほか、魂への習俗的、宗教的な儀式をあわせ持つものです。対する「告別式」は、故人の友人や知人、仕事関係者や遺族の世間的関係、または社会から故人にお別れを告げる式典となります。火葬や埋葬などのご遺体への対応は、必ず行わなければならない社会制度です。けして「お葬式は不要」ということではないのです。生前にお葬式の話をするなんて縁起でもない、という意見もありますが、親御さんの気持ちを把握し、お葬式について話し合うことも親孝行の1つだと考えましょう。お葬式には大事な役割があり、身内の死を世間へ知らせる大事な意味があります。そのため、親が一方的に「お葬式は必要ない」と決めつけるのではなく、家族でしっかりとお葬式をどうするか、ということについて話し合うことが大事です。そのために、親に確認しておくべきことは4つあります。1つは、費用をどこにどれくらいかけるか、ということです。葬儀と告別式のどちらに費用を掛けるかが重要です。祭壇や菩提寺に対してお金をかけてほしいのか、親族や会葬者へのおもてなしにお金をかけるのかを確認しましょう。2つめはお葬式はどこで行うかというこですが、田舎にある菩提寺の近くでお葬式をして欲しいのか、今の生活圏でお葬式をして欲しいのかを確認しましょう。親戚との関係や今現在の交友関係のどちらを重要視するのかも大切なポイントです。3つめはお葬式の規模についてです。会葬者の人数によって、式場の規模や通夜振舞いの料理の量、葬儀社へ支払う費用などが変わってきます。会葬者の人数からお葬式の規模をイメージしましょう。4つめは参列者のもてなし方です。会葬者へのおもてなしはお葬式の質にも関わります。通夜振る舞いにどれくらいの費用をかけるのか、香典返しにはどのような品物を用意するのかを確認しましょう。

お葬式についての希望を聞いても「お葬式は普通の内容で十分」という親御さんが大半ですが、その「普通」という曖昧なイメージを少しずつ具体化していくことが重要です。今日のお葬式は、会葬者の人数が減り、葬儀の規模も費用も縮小傾向にあります。実際、葬儀社の見学会などでは、会葬者に温かいお食事を出せるプランが人気を呼んでいるそうです。お葬式を行う上で、親がどんなことを重要視しているかをきちんと確認することが大切です。

親子だから言わなくても(聞かなくても)分かるはず、わざわざ確認する必要もない、といった遠慮は後々のトラブルや大きな後悔にもつながることになります。お盆や法事など、家族が集まったときが話をするチャンスです。親任せ、子任せではなく、お互いの気持ちや考えを聞くことが大切です。

なお、親が思っている「普通」の確認は特に重要です。親世代が見てきたお葬式は祭壇などの道具類が価格の決定基準でしたが、いまは会葬者の接待部分に費用を多く振り分けられ、祭壇などの道具類は簡素化される傾向にあります。この傾向を踏まえたうえで、いるものいらないものを振り分けるのがよいでしょう。