葬儀の準備のはなし〜終活について〜

お葬式で家族が揉めないために

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親の葬式を考えるにあたり、兄弟がいる場合、誰かが主導権を握って話を進めていく必要があります。多くの場合、長男や長女といった年長者か親と同居しているか生活圏が近い人が担います。兄弟で共有しておくべきことは、いくつかあります。まず、親がどんなお葬式を望んでいるかを確認しましょう。親が望むお葬式をするための準備や費用負担について、親がやるべきことを、子供がやるべきことをはっきりとさせておくとよいでしょう。また、お墓がない場合は、購入についても話し合っておきましょう。子供が用意する必要があるなら、どこにどんなお墓を、誰が購入するのかを兄弟で話合いましょう。

誰がお葬式の喪主になるのかも、事前に話し合っておきましょう。そもそも、喪主になるということは、お葬式から始まり、お墓を継承して三十三回忌(または五十回忌)の弔い上げまで法要を仕切ることを意味します。そのため、とりあえずお葬式だけ喪主になる、という軽い気持ちで決めることはおすすめできません。また、喪主が高齢者の場合は、その後に続く法要を誰かが代わりに支えていくことも想定しておく必要があります。

田舎づきあいは、お葬式やお墓の継承にも関わってくる問題です。地方では、お葬式は近隣の世帯が共同で手伝い執り行う習慣が残っていることもあり、付き合いを無視してお葬式を行えば角が立ってしまいます。まずは親に現在の田舎づきあいについて確認しておきましょう。

お葬式はやり直しができません。そのため、もっとこうしてあげたらいいのではないか、という各自の思いがぶつかって喧嘩やトラブルになることがあります。そもそも感情的になりやすい場面ではあるので、トラブルの原因は親のための思ってのことですので、事前に情報共有ができていれば回避できることでしょう。

意見がまとまららない時、まずはきちんと故人の希望を伝え、その上で、どこにお金をかけるべきかを考えましょう。故人の希望に沿って協力するのが望ましいですが、それが分からない場合は、その後の供養を手動していく人の意見に耳を傾けるのがよいでしょう。費用負担で揉める場合、費用を負担する人を「施主」といい、多く場合は「施主=喪主」ですが、全額を負担しなければならないという決まりはありません。相続人全員の同意があれば、相続財産から葬儀費用を支出することもできます。事前に話し合いをしてすれ違いを避ける努力をしましょう。